教育ソリューション

eラーニング,eポートフォリオの導入および開発

  • eラーニングは,Moodle, Sakai,CanvasといったオープンソースLMSの導入をご提供します.
  • eポートフォリオは.弊社の基本パッケージを元に各機関に最適なシステムをご提供します.また,Maraha(オープンソース)の導入およびカスタマイズも行っております.

eポートフォリオとは

eポートフォリオは、日々の学習成果や作品を様々な形(テキスト、画像、動画、SNSとのリンクなど)で電子的に集約できる、自己表現のプラットフォームです。
また、自身が成し得てきたものを後から振り返り、強みや弱みの理解を深めることにも役立ち、自分自身のエビデンスともなるものです。
最近では進学先や就職の選択、転職時には、知識やスキルだけでなく、それらを得たプロセスも重視されます。eポートフォリオに日々蓄積しておくことで、自己PRにも利用できます。

  • 導入実績・受賞履歴はこちらをご覧ください。


eラーニング・コンテンツ変換

eラーニング
eラーニングプラットフォームとして,Moodle, Sakai, Canvasの導入および運用保守を行います.
AWSやConohaなどのクラウド環境を利用し,かつ,ロードバランサーやオートスケールを利用し,時間帯によるサーバ負荷の増減にも自動的に対応できるような構成をご提供します.
また,事前に負荷試験を実施することで,急遽eラーニングでの講義が増えた場合などにサーバがダウンするこが無いのかなどを確認し,学習者に対して安定した環境を提供できます.

コンテンツ変換サービス
eラーニングのコストダウンのため,商用のeラーニングシステムから上記のようなオープンソースシステムへの移行をお考えの際,一番のネックは既存のeラーニングシステム上で作成されたコンテンツが新しいプラットフォームで利用できるのか,という点ではないでしょうか?
一般にはIMS Global Learning Consortium が策定した Common Catridge という仕様(以下,IMS CC)をサポートしているeラーニングシステム同士であればコンテンツのエクスポート/インポートでコンテツ移管ができると考えられるかと思いますが,実際には仕様の解釈や実装方法の違いにより IMS CC形式でのエクスポート/インポートではコンテンツ移行は成功しません.
そこで,弊社では,大規模なコンテンツ移行の実績を活かし,コンテンツ移行のコンサルティングおよびコンテンツ変換のサービスをご提供いたします.

企業向けスキルマトリクス,ロールモデル

eポートフォリオのコンピテンシー・ルーブリックの考え方は,これから転職が当たり前となる社会において非常に重要な役割を果たしていくことになると考えています.
2021年6月改定のコーポレートガ バナンス・コードで「取締役の機能発揮」の取組みとし て「スキルマトリクス」が上場企業に公表が求められました.
また,スキルマトリクス(コンピテンシー・ルーブリック)はその人のスキルを可視化できるため,最近主流となりつつあるジョブ型雇用とも相性が良く,今後は大学だけではなく,企業においてもeポートフォリオの利用が進んでいくと考えています.

上述の例では,スキル・マトリクスは社外に対して提示される前提ですが,社内に向け人材育成の際のロールモデルの提示としても活用することができます.しかし,この際に重要なのは社外向けと社内向けではスキルマトリクスの利用方法が異なる点にあります.
スキルマトリクスをロールモデルとして活用する場合,履歴が重要となります.一般的に役員クラスの人材は非常に高度なスキルを有しているため,入社間もない社員から見ると遥か遠い目標でとなっています.単に現在のスキルセットが提示されるだけでは,場合によって,役員になるような人は別格であり,自分には無理だという逆効果になるとことも想定されます.

このような状況を避けるため,いつ,どうやってどのようなスキルを身につけたのか,といった時間情報も合わせて提示することで,入社間もない社員であっても,目標をロールモデルの30歳の時点に設定し,ロールモデルを身近な存在として捉えることが可能になります.



b-portfolio

b-portfolioは,熊本大学の平岡先生と弊社が共同開発した目的特化型のeポートフォリオの1つです.
読書から得られた知識やそれを踏まえた思考の結果を記録し,他の書籍やこれまでの体験から得た知見などをあわせて自分自身の考え方を構築・更新していく仕組みを提供します.

読書メーターなど,読書SNSと呼ばれるものは数多く存在するが,これらは書籍についての感想を記録したり,他のユーザと交流したりすることを目指したもので書籍に主眼が置かれています。
一方,b-portfolioは記録・更新すべき成果物はユーザー自身の考え方であり、書籍はあくまで知識や読書中の思考経験を得るためのリソースであり,書籍ではなく書籍によって構築される思考(マイビリーフ)に主眼を置いています.

熊本大学の平岡先生と弊社が共同開発した b-portfolio第46回教育システム情報学会全国大会で大会奨励賞を受賞しました. eポートフォリオシステムの多くが導入されても十分活用されていない状況が散見されますが,今回は我々が本当に使ってみたいと思えるeポートフォリオを開発し,それが多くの方々にも評価頂けたことを大変嬉しく思っております. 本システムは準備が整い次第,無料でご利用頂けるようにする予定です.